草原や林の中など、ほぼ日本全国にいます。オスよりメスの方が大きいです。足の先はかぎづめで、草や木にしっかりつかまることができます。名前の示す通り、前足にとげとげのついたするどいカマがあり、動く昆虫などを、まちぶせしてカマをふりおろし、すばやくとらえます。逆三角形の頭は180度回転でき、上半身をねじり自由に見ることができます。眼は大きく発達していて、昼は緑色、夜は黒色になり、夜でも狩りをすることができます。とらえたえものはじょうぶなあごで、バリバリと頭から食べます。食べ終わるとだいじな武器のカマのそうじをして、手入れをおこたりません。

秋の終わりに、交尾を終えたメスは、草や木の枝に、白い液を出し腹であわ立てた(卵のう)中に卵を産みつけます。卵は、シュークリームのような卵のうの中で冬の寒さから守られ、あたたかい春を待ちます。冬までにメスは2~3回卵を産みます。3月から5月ころ、200匹あまりの小さな幼虫がうすい膜につつまれ、卵のうの真ん中からいっせいに、おしりから出した糸にぶら下がって出てきます。生まれるとすぐうすい膜をぬぎすて、小さなカマキリの形をした幼虫が生まれます。でもそのほとんどが、風にとばされたり、クモやハチ、アリなどに食べられたりして成虫になれるのはわずかです。幼虫もカマを使って、小さなアブラムシなどをつかまえてエサにします。約7回脱皮して、黄色、うす茶色、緑色と体色もだんだん変わっていきます。最後の羽化でやっと羽が出て飛べるようになりますが、飛ぶのはあまりとくいではありません。